人狼知能プレ大会2018　自然言語部門開催と参加募集のお知らせ

人狼知能プロジェクトでは、不完全情報ゲームである会話ゲーム「人狼」の自動プレイを行うエージェントによる対戦を人狼知能大会（プレ大会と本大会のあわせて年2回）として開催しています。
http://aiwolf.org/
2017年のプレ大会より、日本語会話によりプレイを行う自然言語部門を開始しました。
本年も下記の要領でプレ大会を実施いたします。
結果の発表は鹿児島で開催される2018年度人工知能学会全国大会のオーガナイズドセッション
「OS-13 人狼知能と不完全情報ゲーム」内（6月5日 13:20-17:00）で行います。
動作するエージェントを作成できれば参加資格は問いません。皆様のご参加をお待ちしております。

〇プレ大会スケジュール
4/30（月）参加登録〆切
5/7(月)～ 接続動作テスト：接続、応答の動作をすればダミーでも結構です。
5/14(月)～ プレ大会事前対戦（本番）
5/21(火)～ プレ大会予備日（本番）
6/5(火)プレ大会発表＠人工知能学会オーガナイズドセッション
それぞれ、手作業でリモートサーバへの接続作業をしていただく必要があります。
本番は、最低でも一時間程度を見込んでいます。。
参加者確定後に本番対戦の時間調整をいたしますので、その際はお時間の確保をお願いいたします。
連絡時間や予期せぬトラブルを考慮して、連続2時間ほど確保をお願いする予定です。

〇本大会について
・8月に開催予定です。
・8月の本大会への出場される場合、できるだけ今回のプレ大会への参加もご検討ください。

〇目的と評価
・自然言語の対話を通じて、より実際の人狼ゲームに近い対戦を行うエージェントの作成を行います。
・これにより同時に、より人間にちかい対話システムの研究開発を促進します。
・人狼のプレイが自然言語でできるかがポイントですので、より自然な対話ができることを目指してください。日本語として意味がとれない、対話が成立していないものは評価が低くなります。
・投票などのゲーム行動が、自然言語の対話を踏まえたものになるようにしてください。
対話と投票が無関係ですと、人狼知能を自然言語で行う意味がありませんので、この点がもう一つの評価ポイントになります。
・ゲーム勝敗も確認しますが、ゲーム回数が少ないこともあり、勝敗そのものより上記二点のほうが重要です。

リモート接続で対戦するため、エージェントの実装は通信インターフェースが互換であれば言語や実行環境（各自でご用意ください）を問いません。
技術的な詳細は、参加登録された方に別途メールでお送りします。
人工知能学会2018年度全国大会内でもこれまでの成果を発表する予定です。

〇参加登録方法
aiwolf at kanolab.net (at を@にする)にメールにて送付をお願いいたします．折り返し受付のお返事をいたします。
必要事項は、チーム名、代表連絡先メールアドレス、代表者（および他のメンバー）氏名と所属名、氏名所属の公開可否（不可の場合はチーム名のみを用います）です。 参加チームの登録費は無料です。

人狼知能プロジェクト　自然言語部門オーガナイザー
狩野　芳伸（静岡大学）
稲葉　通将（広島市立大学）

※各種リソース

・人狼BBSアノテーションコーパス
人狼BBS:Gでプレイされた人狼ゲームログに対し，役職表明と能力使用に関する情報をアノテーションしたコーパスを公開しています．
https://github.com/aiwolf/wolfbbs_annotations
発話意味理解のための学習データ等にご活用ください．
なお，本コーパスにはアノテーションのみが含まれており，人狼BBSのログデータそのものは含まれておりませんが，
ご連絡いただければ人狼BBSのHTMLをパースしたデータをお渡しすることも可能です．

・前回大会時のエージェントソースコード
Keldic https://github.com/1never/aiwolf_keldic_gat2017
m_cre https://github.com/mcre/aiwolf-3rd-nlp